中学理科

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中3理科〜中学理科の総まとめ


 中学理科の総まとめの学年になりますが、中学理科は各単元ごとの関連が薄く、だれでもいつでも得意にすることが可能です。中学理科が苦手な生徒は2分野から攻略すると得点が上がりやすいです。

 中3の理科では1分野で「運動とエネルギー」、「化学変化とエネルギー」、2分野で「細胞と生物のふえ方」、「地球と宇宙」を学びます。

 「細胞と生物のふえ方」の単元は中学理科の中でも比較的点が取れやすい分野です。生徒にとっても内容が身近なため覚えるのが早いです。

 特に注意したいポイントは生物の成長は2段階で進むところです。
まず、細胞の数が増え、次にその1つ1つの細胞が大きくなる。ここをしっかりと覚えます。また、体細胞分裂と減数分裂では内容が異なることもおさえて下さい。

 「運動とエネルギー」では中学理科の物理分野のまとめ的な内容です。

 瞬間の速さと平均の速さのちがいはしっかりと頭に入れて下さい。

 よくひっかかる生徒が多いのは、斜面上の物体の運動で、台車は斜面上のどの位置でも台車にはたらく斜面にそった下向きの力は一定である、というところです。台車が斜面の上の方にあっても、下のほうにあっても、台車にかかっている力の大きさ(と向き)は同じです。多くの生徒は斜面の下のほうが速さが速いので、かかる力の大きさも大きいと勘違いします。

 それから、時間と移動距離のグラフと時間と速さのグラフのちがいにも気をつけてください。等速直線運動の場合、速さは一定なので時間−速さのグラフは横一直線になります。そして、そのときの時間−移動距離のグラフは比例のグラフつまり原点を通る直線になります。
 
「化学変化とエネルギー」の単元は中学理科の化学分野のまとめです。
 酸化・還元反応を学びますが、この2つは同時に起こっていることを確認して下さい。また酸化・還元反応で中学理科が扱う反応は95%が酸化銅と炭素の反応です。ほとんどの生徒はこれだけはきちん学んで下さい。

 電池に関しては、使う金属板は2種類ちがったものを使用することをおさえて下さい。これは金属のイオン化傾向の違いから電流が発生するのですが、詳しいことは高校で学習しますので、中学理科ではただ電流が取り出せることがわかればいいです。
 
 「地球と宇宙」は多くの生徒が苦手にします。小学理科でもそれほど扱いませんし、中学理科ではそれまでに地球と宇宙に関して学ばないからです。

 とくにつまづくのは南中高度から北緯や南緯を求める問題です。ここは、教科書には詳しく載っていないので参考書や問題集補う必要があります。それでも理解できないときは、思い切って捨ててもかまいません。

 そのほか、金星の公転と見え方についても気をつけてほしいです。ここはかなりつっこんだ内容までカバーして下さい。ほかのところは、暗記が基本になってきます。


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